少量なら症状を起こさずにたべられる場合も多く、負荷試験で安全な量を確認しながら、食べる量を徐々に増やしていく指導がされるようになってきました。離乳食の開始時期を遅らせず、アレルギーのある食物も1〜2才までの間に少しずつ食べ始めると、早く治る可能性があると考えられています。当院でも負荷試験を行いながら摂取量を増やしていく診療を行っています。
アレルギー症状の経過(どんな食べ物で、どのくらいの時間が経ってから、どのような症状がでて、どんな経過をたどったか)と血液検査(特異的、非特異的IgE抗体価の数値)、湿疹の状態、気管支喘息のコントロール状態などが治りやすさに関係してきます。適切な食物負荷試験を行うために、これらの情報を元にご家族と一緒に考えながら計画します。